いつもお世話になっております。
2021年度medu4の特講シリーズの禁忌特講を受講している中で、「小児にアスピリンは禁忌」という項目がありました。理由はReye症候群の原因となるからということでしたが、Reye症候群となるのはインフルエンザ、水痘等の感染症にかかっている場合、罹患した後のように理解しています。アスピリンの添付文書を読むと、「15歳未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察する。」ということでしたので、インフルエンザ、水痘の場合は原則禁忌だと思います。ここで問題となるのはインフルエンザ、水痘以外の場合で、その場合も禁忌なのでしょうか?小児に投与する際には、「解熱・鎮痛及び消炎剤として用いる場合、低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与する。」と書かれてあり安全性は確立されていないので、国家試験の問題が出た時は、「小児にアスピリンが正解となることはない(NSAIDsなら丸になりうる)」と判断しようと思うのですが、いかがでしょうか。
問題文や他の選択肢との兼ね合いによると思いますが、アナログさんのおっしゃる「小児にアスピリンが正解となることはない(NSAIDsなら丸になりうる)」についてはやめておいたほうがいいと思います。
100A6のように、川崎病では小児でも冠動脈瘤予防にアスピリンを使います(もちろん治療中にインフルエンザを発症した場合は原則としてアスピリン中止が必要ですが…)。
他にも場面場面でアスピリンを用いる先生もいるかもしれませんが、それは他に知識のある方の回答に任せたいです…
あくまで過去問ベースで国試の問題を解く上では
・脳症が怖いからインフルに使えない(アセトアミノフェンを使うように)
・川崎病では使うけどインフルエンザ発症時は中止
くらいの認識で良いかと。
そうですね、確かに、アスピリンを小児で使う例もあるので、インフルや水痘発症時にはアスピリンは使えないというような認識で行こうと思います。御回答ありがとうございました。
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