SIADHの治療法の一つ、水分制限について

お世話になっております。
SIADHで水分制限をするとさらにADHが増えてしまいそうな気がします。
低Na血症など危機的な状況を回避するために、水分制限をして、血を濃くするというのが理由かと思います。
水分制限をしたとして、一旦電解質濃度が正常に近づいて落ち着いてきたタイミングで、さらに増えたADHによってまた血が薄くなるということにはなりませんでしょうか。
自分で考えたこととして,SIADHでは水分制限によってADHが特別分泌がさらに増えることがないだとか、ADH増えて抗利尿効果が増えたところで水分制限しているから血が薄くなる程度もたかが知れているなどということは考えていました。

回答1件

  • 質問が気になったので自分なりに調べてみました。
    https://dmu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=934&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1を参考にすると、SIADHではADHの慢性的な分泌亢進によりV2受容体がdown regulationを起こしてしまうそうです(ADHのescape現象というらしいです)。その結果、SIADHでは浮腫をきたす程の溢水はきたさないそうです。この考えを適用すると、仮にADHが大量になってもそれでさらに重篤な低ナトリウム血症をきたすことはないと考察しました。

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