解決済 -

学習相談:受験生@11月

卒業試験も終わり、医師国家試験まであと約3ヶ月となりました。 初歩的な質問で大変恐縮なのですが、医師国家試験に向けての勉強法について相談させていただきたいと思います。
medu4の提示されている学習スケジュールを参考に医師国家試験までの勉強計画を立てたのですが、自分の勉強法にあまり自信がありません。 周りに勉強法について相談できる人もおらず、困っています。 お忙しい中大変恐縮なのですが、ご教示いただけましたら幸いと存じます。

(追記)先日受けた夏メック模試の偏差値は、総論/各論問題が41.8、必修問題が38.5でした。

CBTの段階であたらしいシリーズは一度全て視聴を終えており、昨年の秋頃から単元別の演習(臨床問題+練習問題)を行い、1周終えているのですが(公衆衛生を除く)、約1年前になるので、10月は改めて全問解き直そうと考えています。 また、Ankiのアプリを使った学習も進めており、あたらしいシリーズの全ての単元のテキストをカード化したものがあるのですが、10月はその学習も行いたいと考えています。

理想のスケジュールは以下の通りです。
11月 【Anki】呼吸器、眼科、肝胆膵、皮膚科、放射線科、神経、精神科、耳鼻咽喉科、小児科、泌尿器科、公衆衛生 【medu4】あたらしいシリーズの全ての演習 【QB】必修問題(1日20問)
12月 【回数別】116回、115回、114回、113回、112回 【medu4】11月の演習の残り 【QB】必修問題(1日20問)
1月 【medu4】究極マップ 【模試】冬メック、テコ4 【その他】演習や回数別で間違えた問題の復習 2月 まとめノート作成(どうしても覚えられない事柄) 予備日

Ankiに関しては、マッチングが始まるまで、消化管、腎、神経、循環器、産婦人科、免疫、整形外科、救急、感染症、血液、中毒・麻酔、加齢老年学の12単元を回していたのですが、朝から学習を始めて夕方18時までかかっていました。残りのセットと同時に回すのは不可能なので、以前学習を進めていたこれらのセットは、学習を終えたものと割り切っています。 また、同時期にあたらしいシリーズの演習を行う予定なのですが、カードを回すのにかかる時間を考えると、1日3時間ほどしか時間が確保できないので、正直あまり現実的なスケジュールではないと考えています。

速度としては、腎臓の演習で7時間、内分泌代謝の演習で11時間半くらいです。このままでは、最悪12月末まで演習にかかってしまうので、Ankiは諦めて、演習をしながらテキストを見返して覚えていくほうがいいのかなと感じています。
Ankiを以前回していなかった科目については、演習した内容を忘れてしまっていると思うので、ほぼ0勉強の状態です。

上記スケジュールについてご質問したい内容は以下の3点です。
①11月のスケジュールについて見直しが必要だと考えているのですが、何を削るべきでしょうか。また、演習はあたらしいシリーズのメジャー①から⑩、マイナー…と順番通り進めようと考えているのですが、これに関してもアドバイスいただけましたら幸いと存じます。
②11月に終わらなかった演習に関しては、12月の回数別を減らして対応することになると考えているのですが、過去問は最低何年分解いた方が良いでしょうか。
③公衆衛生の勉強に関しては、理解するというよりは暗記する科目なので、1日1時間時間をとって進めるのが良いという意見も伺ったことがあるのですが、先生のご意見もお聞かせ願いましたら幸いです。 長文になってしまい申し訳ございません。 お忙しい中大変恐縮ですが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

回答1件

  • 穂澄です。
    相談者様はなにかスポーツをされたことはありますか?
    僕は小学校と中学校の間、ずっとサッカーをやっていましたので、サッカーで話をしますが、適宜ご自身がされていたスポーツで置き換えてイメージして下さい。

    サッカーの基本練習にリフティングがあります。
    モモや足などでボールをポンポンする例のやつです。
    サッカーボールに対する自身の空間の位置関係を把握するとてもよいトレーニングです。
    僕はこの練習が非常に好きで、当時は500回以上できました。
    おそらく練習を続ければ1,000回も狙えたでしょう。

    が、リフティングをいくらやっても、試合で勝てるようにはなりません。
    勝つためには得点を確保しつつ、守備も鍛え、失点を防ぐような実戦練習が必要になります。
    ですので基本的にはサッカーの入門段階やオフシーズンにリフティングなど基礎練習を行い、試合前のシーズンにはチームで練習試合などを行うのが一般的です。

    失礼を承知でいうと、質問者様は国試まであと数か月という直前期の現タイミングでまだリフティングを頑張っている印象です。それも10回しかできないリフティングを100回に目指したい(比較的すぐに到達できます)というレベルから、500回を1,000回にしたい(時間がかかりコスパ悪いです)レベルのリフティングをやっている感じに思いました。

    もちろんリフティングは非常によい練習方法で否定はしませんが、いかんせん時期的にもう時間がありませんので、この時期に貴重な一分一秒を割いてまで行う優先度は低いです。

    以上を前提にいただいた3つの質問に回答します。

    ①12月に組み込まれている、回数別の学習を前倒しでやるべきです。5年分でも1年400問×5=2,000問であり、1問に10分かかったとしても20,000分、すなわち333時間かかります。1日10時間ずっとこれだけやり続けたとしても1か月以上かかる内容です。むろん、他のこともあるでしょうから、1日5時間だったとしても2か月はかかります。年末までに終わればペース良好でしょう。
    むろん回数別の演習は単に解いて終わり、ではありません。適宜、テキスト等参照し、周辺知識も確認しつつ進めます。あたらしいシリーズの全ての演習、をするのではなく、回数別を解きながら実質的にテキストすべての総復習をする形が理想です。
    上記で「1問10分」と書いたのはそういう意味です。単に解いて答え合わせをするだけなら、1問30秒〜5分程度で終わるでしょう。が、それはジャンク演習と呼ぶものであり、「やった感」しか残らない残念な演習です。
    Ankiについては賛否両論ありますので、その是非はコメントは控えますが、僕ならやりません。

    ②過去問演習の回数を減らして対応、というのも失礼を承知でいうと最ももったいない勉強だと思います。過去問演習はすべての根幹にして、国試合格に最も重要な学習です。medu4含め、ありとあらゆる国試対策の教材は過去問を土台にして作られています。その元々をないがしろにして、副次的な産物に自身の貴重なリソースを投入するのは推奨できません。これも例えでいうと、車で1時間かけて話題の超有名なレストランにやってきたのに、あえてその向かいの全然人気のない美味しくないレストランに入ってご飯を食べるようなものです。

    ③僕の公衆衛生講座を受講いただければわかると思いますが、公衆衛生は決して「理解するというよりは暗記する科目」ではありません。むしろ、深い理解のもと制度間をリンク付けて導く対策が必要な科目です。「理解するというよりは暗記する科目」などと言っている人は果たして国試本番の公衆衛生でどれだけ点がとれるでしょうか? きっと過去問そのままは解けるでしょうが、少し変化球がついてくると全く対応できないと思います。が、外野はどうでもいいんです。他の人が何点取ろうが、自分の得点率とは関係ない話であり、自分が信じる道を貫けばよいだけです。

    時間を節約したいのであれば、教材を変えるのではなく、アプリーチ方法を変えるべきです。
    たとえば回数別を書籍で解くと時間もかかる上、何が重要か学習者の視点からは対処しきれず、結局ジャンク演習になる可能性が高いです。手前味噌で恐縮ですが、『回数別全問解説講座』の受講を推奨します。
    ビデオ講座になっていれば、1日2コマ、などと決めてペースメーカーとして学習をスムーズに進行できるでしょう。

    また、いただいたスケジュールではすでに解いたことのある問題を繰り返すのがメインになっているため、頭が鈍化します。「テストゼミ予想篇」など、やはりペースメーカーとしてこまめに新作問題の演習ができる機会を投入したほうがよいでしょう。

    とにかく「美味しいものから食べる」を徹底して下さい。
    「今は知識を増やして、大切なことは後でやろう」とみなどうしても思ってしまうのですが、時間切れになって全部終わらないという方がほとんどです。

    頑張って下さい!

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 関連トピック

    なし