解決済 - 03.血液

NAPスコア低下する疾患

血液のテキストのチャプター3にて、MDSでは末梢血に過分葉好中球が出てくるためNAPスコア低下とのことですが、どうして同じく過分葉好中球を呈する巨赤芽球性貧血はNAPスコア低下疾患の中に入っていないのでしょうか。

回答1件

  • https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/ketuka/nap.htm
    こちらの岡山大学病院中央検査部によるページでは巨赤芽球性貧血の一部はNAPスコア低値となっていますが、MDSについても「一部」と記載されています。
    https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=6991
    こちらの日本医事新報社のページではMDSのNAPスコアに関して、「低値となる症例が時折認められます」との記載になっています。
    http://zoketsushogaihan.com/file/guideline_H22/57-98.pdf
    また、こちらの難治性貧血の診療ガイド(12/30)には、「一定の傾向はない」と記載されています。

    もしかしたら、medu4のテキストでは国家試験の過去問を分析する中でMDSはNAPスコア低値になると覚えた方がいいとの考えでNAPスコア低値となる疾患群に含めたのかもしれませんが、
    必ずしも過分葉核好中球が出現するからと言って、MDSでも巨赤芽球性貧血でもNAPスコアが必ず低値になるわけではないと捉えておくほうがベターなのかもしれないのではと思いました。

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