こんにちは。Romberg試験については、閉眼時のみではなく開眼時も併せて考える必要があります。
あたらしい内科外科「神経」、あたらしいマイナー「耳鼻咽喉科」など各所で穂澄先生が詳細に講義されておりますのでご確認されてみるとよろしいかと思いますが、以下回答させて頂きます。
Romberg試験陽性とは、開眼時は立位保持可能だが閉眼時はふらついてしまう、というものです。
前庭機能障害と位置覚障害では陽性となります。陽性の場合視覚があれば立位保持可能なのです。
これに対して、そもそも開眼時の段階でふらつく場合はRomberg試験陰性となります。
小脳失調が代表ですが、この場合視覚の手助けがあっても立位保持は困難です。
それは小脳の機能を考えて頂ければ納得頂けると思います。
開眼時 ー閉眼時
立位保持ー立位保持 → 健常人
立位保持ーふらつく → 陽性
ふらつくーふらつく → 陰性
翻ってご質問について、「Romberg陽性」と「閉眼でふらつく」ことは対応しません。
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