問題164にて、矢状縫合は斜径に一致し、とありますが、どの斜径を指しているのか、この表現の意味がよくわかりませんし、解説ではこれが頭位であるとおっしゃっていましたがその理由もよくわかりません。
医師が母体の外陰側から観察したら、矢状縫合が斜めにみえた、というだけです。よって、第2回旋の途中だ、といっているわけです。児の大斜径や小斜径といった意味ではないので混同しないように。
外陰側から観察して矢状縫合や小泉門が触れているor見えている段階で、必ず頭が下になって落ちてきているわけで、頭位と言えることとなります。
私自身が医学部の6年生だったころ、産婦人科が分からなすぎて、周囲の友人に当たり散らした過去を思い出しました。今となってはよい思い出ですが、当時の周囲の友人はたまったもんではなかったでしょう。
そうなんです。産婦人科って理解が固まらないうちはムチャクチャイライラしますし、何でわからないんだろうという自責の念や、国試に間に合うのかといった複雑な思いが集積し精神的に追い込まれる人もいます(私がそうだったように)。
が、いくら焦っても産婦人科という学問は変わりませんし、国試も変わりません。
一度だけ動画をみるのでは理解が足りないな、と自覚したら何度でも繰り返し動画をみること。
また、今の段階で100%の理解をしようと思わず、よく分からなくてもとりあえず進み、復習する中でだんだん理解してくこと。最初の頃は半分くらいの理解で十分です。枝葉末節にこだわらないこと。
肩の力を抜いて、がんばってください。
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