118F3

骨盤外傷を疑う患者の診察で誤っているのはどれか。
血圧変化を確認する。
下肢脚長差を確認する。
骨盤周辺の打撲痕を確認する。
外尿道口からの出血を確認する。
背部の外傷は側臥位にして確認する。

解答: e

118F3の解説

【選択肢考察】
a 骨盤内は動静脈が豊富にあるため、外傷時に大量出血を呈しやすい。そのため、血圧変化を確認することが重要である。
b 外傷性に骨盤がずれることにより、下肢脚長に左右差が出現することがある。
c 骨盤周辺の打撲痕を観察することで、加わった外力を推測することができる。
d 骨盤外傷には尿道損傷を合併することがある(See 110C16)。
e 誤り。側臥位への体位変換は、骨折片が血管に刺さりさらなる出血を惹起するなどの危険をはらむ。

正答率:80%

テーマ:骨盤外傷を疑う患者の診察について

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