118E15

医師の職業倫理に反するのはどれか。
患者からのセカンドオピニオンの求めに応じる。
他の医師の不適切な医療行為に対して忠告する。
自身の業務に関係のない患者の電子カルテを閲覧する。
治験薬剤の適応に合致する患者に治験の情報を提供する。
判断能力のない患者の利益擁護者に病状や治療内容を説明する。

解答: c

118E15の解説

【選択肢考察】
a より良い医療を受けたい、選択したいという患者の希望に応じるのは医師の職務の1つである。
b 医師国家試験、ペーパーテスト的にはもちろん正しい記載だ。しかしながら、残念ながら世の中にはプライドばかり高く、人の意見に耳を貸さない医師も多い。こうした忠告をしたばかりに逆恨みされたり、当該医療機関における自身の居心地が悪くなるなど、良からぬトラブルの元凶ともなりかねない。かといって、不適切な医療行為を放置していては患者や周囲の医療者の不利益にもつながりかねない。自身の「正義」との格闘もあるだろう。難しいところである。
c 誤り。プライバシー保護の観点から望ましくない。
d 治験に限らず、患者に十分な情報を提供することは重要だ。
e 判断能力のない患者の場合、本人に代わって利益擁護者に病状や治療内容を説明することがある。

正答率:100%

テーマ:医師の職業倫理に反する行為

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