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118B21
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術前診察時の患者情報と周術期のリスクとの組合せで
誤っている
のはどれか。
a
喫煙 --------- 術後無気肺
b
開口障害 --------- 気道確保困難
c
大量飲酒 --------- 肺塞栓症
d
抗凝固薬服用中 --------- 止血困難
e
バナナ摂取後の蕁麻疹 --------- ラテックスアレルギー
解答: c
118B21の解説
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【選択肢考察】
a 喫煙者では喀痰排出量が増加する傾向にあり、術後に気道に詰まり、無気肺を惹起しやすい。
b 口が開きにくければ、むろん気道確保は困難である。
c 誤り。大量飲酒と肺塞栓症とに直接の関係はない。ちなみに101A23では25歳男性にて「飲酒後に就寝したところ、明け方に痛みのため覚醒し、次第に左下肢が腫大」という流れで深部静脈血栓症を正解としていた。これに習うと、本選択肢も正しい組み合わせになりかねないのだが、まぁそこは御愛嬌。
d 抗凝固薬服用中は血がサラサラな状態となるため、止血が困難だ。
e バナナやキウイ、桃といった果物へのアレルギー背景がある患者では、こうした果物に含まれるタンパク質とラテックス(ゴム)に含まれるタンパク質が類似構造をとることからラテックスアレルギーを惹起しやすい。
正答率:86%
テーマ:術前診察時の患者情報と周術期のリスクとの組合せ
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