117F29

生活習慣行動の変容に効果的でないのはどれか。
自分で目標を設定する。
自分の行動を記録する。
行動変容の規範意識を高める。
行動変容ステージに合わせた方法を選ぶ。
変容が得られないときは意思を強く持つよう指導する。

解答: e

117F29の解説

【選択肢考察】
a 一般的には他者に設定された目標より、自分で設定した目標の方が「達成しよう!」という気になりやすいし、達成感も大きい。むろん、自己流で効果のない努力を続けるのも成果につながらず好ましくないため、適宜、プロフェッショナル等の指導も取り入れるとよい。
b 自分の行動を記録することで、成長の軌跡を可視化でき、モチベーションアップにつながる。
c 「規範意識」とはなんとも難しい日本語だ。「なんとなく正しいことを言ってそうだな」といったイメージで効果的と考えた者が多かったのではないだろうか(それで十分に思う)。「規範意識」でグーグル検索した際に筆者の環境下でトップに出てきた山口県教育委員会の定義によれば、規範意識とは「集団生活や社会生活におけるきまりやルール、約束などの規範に基づいて、主体的に判断し行動しようとする意識」のことらしい。要は他選択肢にもある「自分で目標を設定する」と同様のことを言っている。
d 行動変容には無関心期→関心期→準備期→実行期→維持期、という5つのステージがあり、それぞれに望まれる対応が存在する。適宜、その時点に最も合致するステージングを見極め、それに合わせた方法を選ぶことで効果的な行動変容が可能となる。
e 誤り。変容が得られていない(=望まれた結果になっていない)という時点で本人はストレスを抱えているはずであり、傷口をえぐるような指導をしても逆効果である。

正答率:96%

テーマ:生活習慣行動の変容に効果的なこと

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし