117D4

腎硬化症について正しいのはどれか。
初期から尿に赤血球円柱が出現する。
しばしばネフローゼ症候群を呈する。
140/90mmHg以下の降圧は推奨されない。
レニン・アンジオテンシン系抑制薬は禁忌である。
新規に透析を導入する原因疾患として患者数が増加傾向である。

解答: e

117D4の解説

【選択肢考察】
a 尿に赤血球円柱が出現するのは糸球体腎炎。腎硬化症の病態の首座は腎細小動脈であるため、糸球体への影響は末期までみられにくい。
b 腎硬化症ではネフローゼ症候群を呈しにくい。
c 尿蛋白陰性の場合に140/90mmHg未満が、尿蛋白陽性の場合に130/80mmHg未満への降圧が推奨される。
d レニン・アンジオテンシン系抑制薬がむしろ第一選択となる。
e 正しい。2019年に慢性糸球体腎炎を抜き、第2位となった(第1位は糖尿病腎症)。

正答率:85%

テーマ:腎硬化症について

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