117C62

治療を行っていたが、がんが再発し全身状態が悪化した。
この患者の意思決定のプロセスとして適切でないのはどれか。
患者の価値観や希望を聞き取る。
病状の変化により話し合いを繰り返す。
患者の意思を代行できる人がいるか聞く。
家族の意向を本人の意向よりも優先する。
病状や予後について患者の理解を確かめる。

解答: d

117C62の解説

【選択肢考察】
a 自己決定権の観点から、患者の価値観や希望が最優先される。
b 病状は時々刻々と変化する。そのときどきに最適な治療方針を提示すべく、話し合いを繰り返すのがよい。
c 「意識は清明だがややぐったりしている」とのことで、いつ意思決定ができなくなるとも限らない。高齢であることもあわせ、代諾者を検討しておくことは重要だ。
d 誤り。最優先されるのは本人の意向である。
e 患者の理解に合わせた説明が大切となる。病状や予後について本人がどのくらい把握できているか、確認しておきたい。

正答率:100%

テーマ:【長文3/3】患者の意思決定のプロセス

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし