116F28

新生児期の基準値が成人期より高いのはどれか。2つ選べ

IgM
総蛋白
総ビリルビン
クレアチニン
アルカリフォスファターゼ

解答: c,e

116F28の解説

【選択肢考察】
a IgMは胎盤通過性がないため、出生時にはほぼゼロの状態。これが徐々に増加し、成人レベルとなるのは1歳ころである。ゆえに、新生児期の基準値は成人期より低い。
b 肝合成能などの高まりに応じ、成長とともに基準値が漸増する。ゆえに、新生児期の基準値は成人期より低い。
c 正しい。生後2日〜2週ころに生理的黄疸をみる。この時期は一過性に総ビリルビン値が上昇するため、基準値が成人期より高く設定されている。
d 筋量を反映するため、成長とともに基準値が漸増する。ゆえに、新生児期の基準値は成人期より低い。
e 正しい。新生児は骨代謝が活発であるため、骨由来のALPが高値を示す。ゆえに基準値が成人期より高く設定されている。

正答率:70%

テーマ:新生児期の基準値が成人期より高い指標

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