116C12

滲出性胸水をきたす疾患に含まれないのはどれか。

肺梗塞
肝硬変
急性膵炎
結核性胸膜炎
全身性エリテマトーデス

解答: b

116C12の解説

【プロセス】
悪性腫瘍や膠原病、感染症など炎症時には胸水中の蛋白濃度が高まり、滲出性胸水となる。一方、うっ血性心不全や肝硬変、ネフローゼ症候群といった蛋白濃度が低い胸水は漏出性胸水と呼ばれる。

【選択肢考察】
a 肺の壊死が起こる、広い意味では炎症性疾患だ。ゆえに滲出性胸水を呈する。
b 誤り。上述の通り、漏出性胸水を呈しやすい。
c 炎症であり、滲出性胸水を呈する。
d 結核により惹起された炎症であり、滲出性胸水を呈する。
e 膠原病であり、滲出性胸水を呈する。

正答率:75%

テーマ:滲出性胸水をきたす疾患

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