116C10

「がん対策推進基本計画(平成30年3月)」において推進されるべきとされている緩和ケアについて誤っているのはどれか。

終末期になってから導入する。
患者の家族に対する対応を含む。
医療用麻薬に関する啓発を行う。
精神腫瘍医の役割についての記載がある。
医師以外の医療従事者も緩和ケアに関わる。

解答: a

116C10の解説

【プロセス】
「『がん対策推進基本計画(平成30年3月)』において」と銘打ってはあるも、常識的範囲内で解決可能であろう。正答率もほぼ100%であった。

【選択肢考察】
a 誤り。終末期に至る前から導入を検討すべきだ。
b 患者本人のみならず、その家族も対象に含まれる。
c 「麻薬」と聞いただけで違法薬物を想起し、使用をためらってしまう者もいる。適切な啓発が必要だ。
d がん患者及びその家族の精神心理的な苦痛の軽減および療養生活の質の向上を目的とし、薬物療法のみならず、がんに関連する苦悩などに耳を傾ける等、専門的知識、技能、態度を用いて、誠意をもった診療に積極的にあたる意思を有した精神科医・心療内科医のことを精神腫瘍医と呼ぶ。この役割につき、記載がある。
e 緩和ケアは医師のみが行うものではない。むろん医師以外の医療従事者も関与する。

正答率:99%

テーマ:『がん対策推進基本計画』において推進されるべき緩和ケア

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