116B9

医療面接において患者と良好なコミュニケーションを行うために適切なのはどれか。

医学用語を用いて病状を説明する。
相手が話したことは繰り返さない。
冒頭から閉じられた質問を用いる。
電子カルテの画面を見ながら話しを聞く。
症状が患者の生活に及ぼしている影響を聞く。

解答: e

116B9の解説

【選択肢考察】
a 世間的に広く使われている医学用語を除き、なるべく万人にわかりやすい用語を用いるべきである。
b 患者の話した内容を繰り返す、というのも立派な医療面接におけるテクニックの1つである。内容を確認したり、自身が相手の話を理解したことを伝えることができる。
c 冒頭にはなるべく開かれた質問〈開放型質問〉を用い、次第に閉じられた質問〈閉鎖的質問〉へ移行していくのが一般的である。
d 必要時を除き、なるべく患者の目を見ながら話を聞くよう努めたい。
e 正しい。同じ病名と診断された患者であってもその症状は十人十色。各々のプライベートな生活も百人百様だ。症状がその生活に及ぼしている影響は千差万別となる。患者一人ひとりに寄り添った医療を遂行するためにもこうした影響を聴取することに臆病になってはならない。

正答率:99%

テーマ:医療面接で患者と良好なコミュニケーションを行うために

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし