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116B22
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インスリンに関する医学史で最も新しいのはどれか。
a
膵臓ランゲルハンス島の発見
b
動物膵臓から抽出されたインスリンの精製
c
遺伝子工学によるヒトインスリン製剤の作製
d
インスリンのアミノ酸配列および立体構造の解明
e
膵臓除去犬が尿糖を含む多尿をきたすことの発見
解答: c
116B22の解説
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【選択肢考察】
a 1869年、ドイツの解剖学者・医師であるパウル・ランゲルハンスによる(なお実際に組織を確認したのはその20年以上後となる1893年、フランスの解剖学者ラゲスであった)。
b 1921年、カナダの医師フェレデリック・バンディングと当時トロント大学の医学生であったチャールズ・ベストによる。折しも、116回国試の作問時期は2021年。インスリン分子の発見100周年の節目としてシンポジウムが行われたり、特設サイトが作成されたりしていた。これを受けての出題と考えられる。興味ある者はweb上で「インスリン発見100周年」などと検索してみよう。
c 正しい。1978年、ノボ社(現ノボノルディスク社)による。選択肢のなかでは最も新しい。
d 1956年、イギリス出身の生化学者フレデリック・サンガーによる。
e 1889年、ドイツの医師であるオスカー・ミンコフスキーとヨセフ・メーリングによる。
正答率:96%
テーマ:インスリンに関する医学史
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