116B16

経管栄養を目的とした仰臥位での経鼻胃管の挿入について適切なのはどれか。

挿入前に鼻腔にリドカインを塗布する。
挿入時に患者の頸部を後屈させる。
標準的な成人では鼻孔から35cmの深さまで挿入する。
挿入後生理食塩液を注入し流入音を確認する。
チューブ先端位置をエックス線写真で確認する。

解答: e

116B16の解説

【選択肢考察】
a 想像に難くないが、鼻腔にリドカインを注入するのは苦痛を伴う。胃管先端に塗布すべき。
b 解剖学的に、頸部を後屈させては逆に挿入が困難となる。頸部は前屈させ、下顎を突き出すとよい。
c 標準的な成人では鼻孔から50〜60cm程度の深さまで挿入する。
d 挿入後、確認のため注入するのは空気である。万が一、気道へ誤挿入されたケースを想定すれば、生理食塩水の注入は危険であると分かるだろう。
e 正しい。先端位置の確認にエックス線撮影を行う。

正答率:99%

テーマ:仰臥位での経鼻胃管挿入について

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