116B11

咽頭痛を訴える患者に確認すべき緊急性の高い随伴症状はどれか。

喀痰
膿性鼻汁
唾液の流涎
顎下リンパ節痛
38℃以上の高熱

解答: c

116B11の解説

【プロセス】
何をもって「緊急性の高い」と判断するか。それは生命の危機に直結するか否か、というポイントであろう。咽頭のすぐ近くには喉頭、そして気道がある。気道閉塞により窒息に至りかねない疾患を1つ選ぼう。

【選択肢考察】
a 喀痰は通常の感冒でもみられる。
b 膿性鼻汁は通常の感冒でもみられる。
c 正しい。唾液の流涎は急性喉頭蓋炎のキーワード。「唾すら飲み込めないほど喉が痛い」などと訴えてやってきた患者には要注意だ。
d 顎下リンパ節の腫脹やその痛みは通常の感冒でもみられる。
e 高熱は通常の感冒でもみられる。

正答率:96%

テーマ:緊急性の高い咽頭痛(急性喉頭蓋炎)を考えさせる症状

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし