115F22

我が国の精神保健について誤っているのはどれか。

精神科診療所の数は増加傾向にある。
OECD諸国と比べて人口当たりの精神科病床数が多い。
医療観察法は自殺念慮の強い場合の入院に関する法律である。
精神科救急医療システムは都道府県や政令指定都市が取り組む。
精神保健福祉センターでは精神障害者福祉手帳の障害等級の判定を行う。

解答: c

115F22の解説

【選択肢考察】
a 精神科診療所の数は増加傾向。うつ病など気分障害の外来患者が増加している事実を踏まえれば予想がつくはずだ。
b 我が国は精神科病床数が全病床の約20%を占め、他のOECD諸国より多い。
c 誤り。精神科の入院形態を規定する法律は『精神保健福祉法』である。『医療観察法』は精神障害のために善悪の区別がつかないなど、刑事責任を問えない状態で、重大な他害行為(殺人など)を行った者に対し、適切な医療を提供し、社会復帰を推進させることを目的とする。
d 精神保健は都道府県あるいは政令指定都市単位で取り組むことが多い。精神科救急医療システムもその1つである。
e 精神保健福祉センターは地域精神保健活動の指導や援助を担うが、障害等級の判定も行っている。

正答率:93%

テーマ:我が国の精神保健について

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