115D9

合併症として完全房室ブロックを最も生じやすいのはどれか。

強皮症
Sjögren症候群
甲状腺機能低下症
心サルコイドーシス
全身性エリテマトーデス〈SLE〉

解答: d

115D9の解説

【選択肢考察】
a 線維化により刺激伝導系が障害され不整脈をみることがあるも、稀。「最も生じやすい」という設問条件を満たさない。
b 抗SS-A抗体が胎盤通過し、胎児に完全房室ブロックを惹起させることが有名。しかしながらこれは「抗SS-A抗体陽性なのが母体で、完全房室ブロックが出現するのは胎児」という特殊状況であるため、「合併症として」という設問条件を満たさない。
c 洞性徐脈はみられるも、完全房室ブロックはきたさない。
d 正しい。心サルコイドーシスの合併症として完全房室ブロックがみられることは過去問でも頻出の知識である。
e 心筋内の炎症を合併した場合、刺激伝導系が障害され不整脈をみることがあるも、稀。「最も生じやすい」という設問条件を満たさない。

正答率:97%

テーマ:完全房室ブロックを合併しやすい疾患

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