115C12

肝臓の代謝で正しいのはどれか。

アラニンは糖新生に利用される。
胆汁酸は中性脂肪から合成される。
非代償性肝硬変では芳香族アミノ酸が低下する。
アンモニアはTCAサイクルで尿素に変換される。
非抱合型ビリルビンはグルクロン酸抱合を受け脂溶性になる。

解答: a

115C12の解説

【選択肢考察】
a 正しい。アラニンはアミノ酸の1つ。ピルビン酸へ変換され、オキサロ酢酸を経由して糖新生に入る。
b 胆汁酸は肝にてコレステロールを材料として合成される。
c 非代償性肝硬変では①分岐鎖アミノ酸が低下し、②芳香族アミノ酸が上昇する。結果、Fischer比(①÷②)は低下する。
d アンモニアは尿素サイクルで尿素に変換される。TCAサイクルはATP産生に寄与するエネルギー産生回路である。
e グルクロン酸抱合を受けた非抱合型ビリルビンは脂溶性から水溶性へと変化する。

正答率:33%

テーマ:肝臓の代謝について

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