115A8

肝細胞癌のため肝切除術が予定された患者で、肝予備能を判断する際に重要でないのはどれか。

血清アルブミン値
ICG試験(15分値)
血清総ビリルビン値
プロトロンビン時間
α-フェトプロテイン〈AFP〉値

解答: e

115A8の解説

【ポイント】
肝予備能の評価にはChild-Pugh分類や肝障害度が用いられる。いずれも重要なのだが、本問ではICG試験(15分値)が選択肢に含まれることから、肝障害度を想定した出題と考えられる。

【選択肢考察】
a アルブミン値は低いほど肝障害が進行していると考えられる。
b ICG試験(15分値)は高いほど肝障害が進行していると考えられる。
c 総ビリルビン値は高いほど肝障害が進行していると考えられる。
d プロトロンビン時間は延長しているほど(%表記による活性であれば低いほど)肝障害が進行していると考えられる。
e 誤り。AFP値はChild-Pugh分類にも肝障害度にも含まれない。腫瘍マーカーとして用いられるのが一般的である。

正答率:99%

テーマ:肝予備能を判断する指標(肝障害度)

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