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114F9
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四肢の転移性骨腫瘍に対する放射線治療で最も期待される効果はどれか。
a
疼痛の緩和
b
病変の根治
c
遠隔転移の抑制
d
病的骨折の予防
e
高カルシウム血症の是正
解答: a
114F9の解説
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a 正しい。緩和的照射である。
b すでに四肢に転移しており、根治的照射は望めない。
c すでに転移しており、予防的照射の効果は低い。
d △。骨折予防目的に放射線治療が行われることはある。特に下肢骨が骨折すると患者のQOLが極めて低下するため、一定以上の骨破壊がみられた場合にはたとえ転移が存在していたとしても予防的照射が行われることは多い。その観点から絶対的に誤りとは言い切れない選択肢であるが、「疼痛の緩和」という強烈なキーワードには負けてしまう印象。臨床問題として作問し、"患者が強い痛みを訴えている" といった情報や具体的な骨破壊の程度を示してくれれば解きやすかったものと思われる。とはいえ専門的すぎるゆえ、出題者自身もそこまでは求めていなかった可能性が高い。難しく考えすぎず、素直に「疼痛の緩和」を選んでおこう。
e 放射線照射によって高カルシウム血症は是正できない。ビスホスホネートによる骨吸収抑制や、輸液による希釈で対処する。
正答率:97%
テーマ:四肢の転移性骨腫瘍に対する放射線治療で最も期待される効果
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