114E2

局所麻酔下で患者に外科的処置を行う際の正しい方法はどれか。

麻酔薬の注射には18G針を使用する。
滅菌シーツの穴より狭い範囲で消毒する。
ポビドンヨードを塗布後、直ちに処置を行う。
麻酔薬の注射後、疼痛の有無を確認してから処置を行う。
注射針を刺入し血液逆流があることを確認してから麻酔薬を注入する。

解答: d

114E2の解説

a 18G針は太すぎる。23〜24G針を用いる。
b 滅菌シーツの穴より広い範囲で消毒する。
c ポビドンヨード塗布後はその殺菌作用が発揮されるまで、1分程度待つ。
d 正しい。麻酔薬が確実に効いているか、確かめたい。
e 血液逆流があるということは、血管内に注射針が入ってしまっていることを意味する。麻酔薬は血管内に注入したいわけではなく、該当部分の組織にとどめておきたい。よって、血液逆流がないことを確認してから麻酔薬を注入すべきだ。万が一、血管内に麻酔薬を注入してしまうと、局所麻酔薬中毒をきたしかねない。★禁忌★

正答率:99%

テーマ:局所麻酔下で患者に外科的処置を行う際の正しい方法

フォーラムへ投稿

関連トピック