114E17

ランダム化比較試験〈RCT〉について正しいのはどれか。

二重盲検は必須である。
プラセボは現在では使用が禁止されている。
ランダム割付は症例数を少なくするために行われる。
症例数の設定のためには治療効果の推定が必要である。
Intention to treat〈ITT〉による解析は実際に行った治療に基づいて行われる。

解答: d

114E17の解説

a 必須ではない。すなわち、二重盲検を行っていないRCTも存在する。
b 一般に使用されている。
c ランダム割付によってバイアスの混入を防ぐことができる。が、これは別に症例数を少なくする目的で行うわけではない。
d 正しい。想定される治療効果が得られた場合、どのくらいの症例数が存在すれば有意差が担保されるのか、を見積もることが重要だ。その見積もりに基づき、症例数を設定する。
e 実際に行った治療に基づいて行われるのはper protocol解析。ITTは最初の割付のまま、脱落者等まで含めて解析を行う。

正答率:69%

テーマ:ランダム化比較試験〈RCT〉について

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