114A11

挙児希望のある関節リウマチの女性に対して、妊娠前にあらかじめ中止すべき治療薬はどれか。

タクロリムス
インドメタシン
エタネルセプト
メトトレキサート
サラゾスルファピリジン

解答: d

114A11の解説

a 免疫抑制薬。妊婦に使用可。
b 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAID〉。妊娠中には禁忌であるが、妊娠判明ないしは妊娠可能性が極めて高くなったタイミングで中止すればよい(妊娠前にあらかじめ中止する性質の薬剤ではない)。
c 分子標的薬。妊婦に使用可。
d 正しい。関節リウマチの第一選択薬であるが、妊婦に禁忌である。NSAIDと異なり、妊娠1月経周期(ないしは3か月)前にあらかじめ中止し、その他の関節リウマチ薬への切り替えを考慮すべき薬剤である。
e サルファ剤。妊婦には投与しないことが望ましいとされるが、メリット・デメリットを天秤にかけ、用いることもある。少なくとも妊娠前にあらかじめ中止すべき治療薬ではない。

正答率:78%

テーマ:挙児希望のある関節リウマチ〈RA〉患者で妊娠前に中止すべき治療薬

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