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平均聴力レベル（4分法）は、（500Hz聴力＋1,000Hz聴力×2＋2,000Hz聴力）÷4、で算出される。今問われているのは右耳なので、◯ないしは匚を読み取ればよい（2,000Hzでは両者が微妙にずれているが、選択肢を見る限り切りの良い70dBを採用することとなる）。
ａ・ｂ・ｅ　これらの算出式は用いられない。
ｃ　正しい。上記の通り。
ｄ　△。国際的な4分法は、（500Hz聴力＋1,000Hz聴力＋2,000Hz聴力＋4,000Hz聴力）÷4、で算出される。また現代では国際的な方法に合わせようという趣旨からこちらの計算式を推奨する専門家もいる。そのためこの選択肢も正しいわけで、実際に約3割の学生がこれを選択した。とはいえこの3割の学生が考慮されることはなく、厚労省はｃのみを正答として合格判定している。なんとも不親切な出題と言え、出題時には「ただし、日本で古くから用いられている計算法を採用するとする」のような断り書きが欲しかった。