113E10

妊娠中の薬物療法の原則について正しいのはどれか。

多剤併用はできる限り避ける。
NSAIDsは妊娠後期であれば投与できる。
抗菌薬としてキノロン系が推奨されている。
妊娠判明時には服用中の薬剤を一旦中止させる。
妊娠4週未満は薬剤による催奇形性の可能性が高くなる。

解答: a

113E10の解説

a 正しい。多剤併用により薬剤の相互作用が出現しやすくなる。胎児への影響が計り知れないため、なるべく避けたい。
b NSAIDsは妊婦への安全性は確立されていない。妊娠後期であっても投与してはならない。
c キノロン系抗菌薬も妊婦への安全性は確立されていない。投与してはならない。
d 中止を指示すべき薬剤もあるだろうが、使用可能な薬剤まで中止させる必要はない。
e 妊娠4〜11週が器官形成期であり、この時期に薬剤による催奇形性の可能性が高くなる。

正答率:97%

テーマ:妊娠中の薬物療法の原則について

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