112E6

筋肉注射に適さないのはどれか。

三角筋
大殿筋
中殿筋
上腕二頭筋
大腿四頭筋(外側広筋)

解答: d

112E6の解説

神経、血管が少なく、かつ厚い筋層がある部位に注射する。
a 肩から三横指下の中央部に刺す。
b・c 上後腸骨棘と上前腸骨棘を結んだ直線の外側1/3に刺す。
d 誤り。他選択肢と比べ厚みが少なく、かつ上腕動脈が近くに存在する場合があり、適さない。
e 大腿外側の大転子部と膝蓋骨の中央を結んだ線の中点辺りに刺す。
※「問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外する」という扱いとなった。おそらくはbの大殿筋が△だったからと思われる。臀部への筋注は一般には中殿筋が用いられる。が、中殿筋と大殿筋とは重なっているため、実質的に大殿筋に筋注することもある。なお、看護師国家試験108L38では「筋肉内注射は大殿筋に行う」がバツ扱いとなっている。同じく厚労省が管轄している試験にも関わらず、正反対の判断となっているのが興味深い。

正答率:28%

テーマ:筋肉注射に適さない筋

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