112B8

急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態について正しいのはどれか。

肺死腔減少
肺内シャント減少
肺血管透過性亢進
肺サーファクタント増加
肺コンプライアンス増加

解答: c

112B8の解説

a 肺水腫により「取り込まれたが酸素交換にあずからず、戻っていってしまう空気の量」は増える。「 」内こそが死腔である。
b 肺水腫により『肺胞までやってきたが、酸素を受け取れず、戻っていってしまう血液の量』は増える。『 』内こそが肺内シャントである。
c 正しい。肺血管透過性亢進により惹起される非心原性肺水腫こそが急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉である。
d 肺サーファクタントは本病態に直接関与しない。肺水腫により肺がダメージを受け、減少することはあっても増加することはない。
e 肺水腫により肺が拡張しにくくなり、肺コンプライアンスは低下する。

正答率:98%

テーマ:急性呼吸窮迫症候群〈急性呼吸促迫症候群〉〈ARDS〉の病態

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