111F6

身体診察の所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。

筋性防御 --------- 急性膀胱炎
陰嚢内腫瘤 --------- 停留精巣
下腹部腫瘤 --------- 尿管結石
側腹部腫瘤 --------- 鼠径ヘルニア
肋骨脊柱角叩打痛 --------- 急性腎盂腎炎

解答: e

111F6の解説

a 筋性防御は腹膜刺激症状であり、炎症が腹膜まで及んだ場合に認める。
b 陰嚢内に内容物が触れない(精巣が陰嚢内まで降りていない)状態を停留精巣と言う。
c 尿閉のため尿は生成されるが排尿できない場合、緊満した膀胱を下腹部で触知する。尿管結石で尿閉は起こらない。
d 鼠径ヘルニアでは鼠径部から陰嚢にかけて腫瘤を認める。
e 正しい。急性腎盂腎炎では炎症が腎まで及ぶことで肋骨脊柱角〈CVA〉の叩打痛を認める。

正答率:98%

テーマ:身体診察の所見と疾患の組合せ

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