111D17

チロシンキナーゼ阻害薬が適応である疾患はどれか。2つ選べ

慢性骨髄性白血病
本態性血小板血症
慢性リンパ性白血病
急性前骨髄球性白血病
Philadelphia染色体陽性急性リンパ性白血病

解答: a,e

111D17の解説

a 正しい。慢性骨髄性白血病〈CML〉ではPhiladelphia染色体[t(9;22)]が陽性となり、チロシンキナーゼ阻害薬であるイマチニブが適応となる。
b JAK2遺伝子変異が原因で、低用量アスピリンの投与などが行われる。
c 小型B細胞が異常増殖した病態で、化学療法(リツキシマブやフルダラビン)が行われる。
d t(15;17)が原因となり、分化誘導療法(全トランス型レチノイン酸〈ATRA〉療法)が行われる。
e 正しい。Philadelphia染色体が陽性となる急性リンパ性白血病〈ALL〉にもイマチニブが適応となる。
107A9の類題。

正答率:92%

テーマ:チロシンキナーゼ阻害薬が適応である疾患

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