111A15

人工弁置換術について正しいのはどれか。2つ選べ

生体弁は機械弁より耐久性が優れている。
機械弁置換術後の観血的処置は禁忌である。
機械弁は生体弁に比べて感染が起こりにくい。
術後は抜歯にあたり抗菌薬の予防投与が推奨される。
機械弁置換術後は長期的なワルファリンの投与が必要である。

解答: d,e

111A15の解説

a 機械弁は生体弁より耐久性が優れている。
b 機械弁置換後は血栓予防のためワルファリン投与を生涯行う。出血傾向になりやすいため観血的処置を行う際にはヘパリン置換が必要となるが、禁忌ではない。
c 感染のリスクは両者とも同等である。
d 正しい。感染性心内膜炎〈IE〉のリスクとなるため、抗菌薬(ペニシリン系抗菌薬)の予防投与が望ましい。
e 正しい。bで示した通り、生涯にわたりワルファリン投与が必要となる。

正答率:91%

テーマ:人工弁置換術について

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし