110E39

胎児期から出生直後にかけての循環生理で正しいのはどれか。2つ選べ
臍帯静脈血は臍帯動脈血より酸素分圧が低い。
胎児期の静脈管の血流は左心房に流入する。
胎児期の卵円孔の血流は右心房から左心房に流入する。
出生後に肺血管抵抗は急速に上昇する。
出生後に動脈管の収縮は血中酸素分圧の上昇に反応して起こる。

解答: c,e

110E39の解説

a 臍帯静脈血の方が臍帯動脈血より酸素分圧が高い。
b 静脈管の血流は下大静脈に流入する。
c 正しい。卵円孔の血流は右心房から左心房へと流入する。
d 出生後に肺血管抵抗が低下し、肺血流が増加する。
e 正しい。出生後の自発呼吸開始により血中のPaO2が上昇し、動脈管が収縮、そして閉鎖する。

正答率:92%

テーマ:胎児循環と出生後の変化

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