110E3

頸髄損傷によって第6頸髄レベル以下の機能が完全に障害されている患者のリハビリテーションで正しいのはどれか。
自己導尿の方法を指導する。
ズボンの脱衣動作法を指導する。
長下肢装具を用いて歩行訓練を行う。
食事動作のための自助具の使用訓練を行う。
プッシュアップによる車椅子移乗訓練を行う。

解答: d

110E3の解説

第6頸髄(以下、第X頸髄をCXと略す)が障害された患者では、C5までが支配する筋(上腕二頭筋や三角筋)を動かすことができる。
a・b 手〜指先を動かすのはC6〜8の働き。
c 歩行には腰髄の機能まで保たれている必要がある。
d 正しい。上腕二頭筋や三角筋の働きにより、肩と肘は動かすことができる。よって自助具があれば食事動作が可能となる。
e プッシュアップには上腕三頭筋(C7支配)の働きが必要。

正答率:54%

テーマ:C6以下の障害がある患者のリハビリテーション

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