110C23

36歳の男性。事務職。不眠を主訴に来院した。半年ほど前から寝つけない、熟睡感がないと感じている。1か月前から昼間に眠くなって集中力が続かなくなっていた。生活習慣として、就寝前、3〜4時間以内にコーヒーを飲み、睡眠薬代わりに寝酒を飲み、眠くなるまでテレビを見て深夜を過ごしている。平日は起床後にしっかりと朝食をとっているが、休日は睡眠不足を補おうと3〜4時間朝寝坊している。
生活指導において継続を勧めるべき習慣はどれか。
就寝前、3〜4時間以内にコーヒーを飲む。
睡眠薬代わりに寝酒を飲む。
眠くなるまでテレビを見る。
しっかりと朝食をとる。
休日は朝寝坊する。

解答: d

110C23の解説

どこから指導をしてよいか迷ってしまうほど悪循環にはまっている36歳の男性。選択肢に沿って考察していこう。
a カフェインは不眠の原因となるため、やめさせたい。
b 飲酒は睡眠を浅くするため、やめさせたい。
c テレビの光や音の刺激が入眠を妨げるため、やめさせたい。
d 正しい。起床後、定時に朝食を食べることは目覚めによい。
e 休日もなるべく平日と同じタイミングで起床することが望ましい。

正答率:95%

テーマ:不眠症の生活指導

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