109H10

診断の確定に有用なのはどれか。
感度が高い検査が陽性のとき
感度が高い検査が陰性のとき
特異度が高い検査が陽性のとき
特異度が高い検査が陰性のとき
(1−感度)/特異度が0.1より低いとき

解答: c

109H10の解説

除外診断には感度の高い検査を、確定診断には特異度の高い検査を行う。
a 感度の高い検査が陽性でも、偽陽性の可能性が残り、確定診断にはつながらない。
b・d どんな検査であっても陰性の場合に確定診断を行うことは難しい。
c 正しい。上記の通り。
e (1-感度)/特異度とは陰性尤度比のこと。この値が低い、ということは感度が高いことを意味する(特異度は上限が1なのに対し、1-感度はいくらでも0に近づけることができることに注意せよ)。検査特性を述べているに過ぎず、確定診断にはつながらない。

正答率:86%

テーマ:疫学的に考えて診断の確定に有用な検査

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