白血球数が12,000を超えており、これで前問と合わせて全身性炎症反応症候群〈SIRS〉の全基準を満たしたこととなる。CRPが上昇しており、胸部エックス線写真で肺炎像がみられることから敗血症性ショックの確定診断となる。 a ショック患者に心電図モニターは必須である。 b 尿量は全身の循環状態と相関があるため、輸液の効果判定も兼ねて監視したい。 c 誤り。頻出問題。Gram染色や培養検査用の検体を採取したら、経験的に抗菌薬投与を開始してよい。 d 酸素投与量調節のためには動脈血の酸素飽和度を血液ガス分析でみるのが理想ではあるが、持続的なモニタリングには向かないため経皮的酸素飽和度を測定する。 e 血液培養の検体は異なる部位から2セット以上採取する。