109F3

血液検査項目の組合せで、2回に分けて採血すべきなのはどれか。
血糖とHbA1c
ALTとHBs抗原
白血球分画とCRP
アルブミンと蛋白分画
血液型と交差適合試験〈クロスマッチ〉

解答: e

109F3の解説

臨床的な良問。実際に採血のオーダーを出している臨床医には常識かも知れないが、「なぜeが正解か」と問われると答えに窮する医師も多そう。
a~d 検体は1つでよい。一度に採血をし、それを血算・生化学・血糖・感染症などの試験官に分注する。
e 正しい。2回に分けて採血すべきである。その理由としては血液型判定は輸血を前提としているため、取り違え等があってはならない。そのために慎重を期する、というのが1点。また、交差適合試験は不規則抗体を検出するために行うわけだが、患者の血液型がわからない状態では、何型の輸血製剤で試験を行うかがそもそも決められない。

正答率:86%

テーマ:2回に分けて採血すべき血液検査項目の組合せ

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