109E46

21歳の女性。両眼痛と流涙とを主訴に来院した。昨晩、ハードコンタクトレンズを装用したまま就寝し、午前4時ころコンタクトレンズを外した。その直後から強い眼痛が生じたため家族に付き添われて受診した。
まず行うべき検査はどれか。
角膜知覚検査
涙液分泌検査
角膜曲率測定
角膜擦過培養検査
フルオレセイン染色検査

解答: e

109E46の解説

長期装着したハードコンタクトレンズを外したため、角膜障害が起こった可能性が高い。
a 角膜ヘルペス感染では角膜知覚が低下するため、有効となる。
b Sjögren症候群では涙液分泌が低下するため、有効となる。
c コンタクトレンズ処方時に行う。また、白内障手術の術前に眼内レンズの度数を決定するために行う。
d 角膜の感染症を考えた場合に行う。コンタクトレンズを外した直後に感染症による眼痛が生じた、というのは解せない。
e 正しい。フルオレセイン染色にて、障害の度合いを評価すべき。

正答率:78%

テーマ:コンタクトレンズによる角膜障害の検査

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