109E13

上腹部の脈管の解剖で正しいのはどれか。
Glisson鞘には肝動脈、肝静脈および胆管が存在する。
総肝動脈と総胆管とは伴走する。
脾動脈は腹腔動脈から分岐する。
上腸間膜静脈と下腸間膜静脈とが合流して門脈を形成する。
上腸間膜動脈は十二指腸水平部から上行部の背側を走行する。

解答: c

109E13の解説

a Glisson鞘には肝動脈、門脈、胆管が存在する。
b 固有肝動脈と総胆管が併走する。
c 正しい。腹腔動脈の枝は総肝動脈、脾動脈、左胃動脈である。
d 脾静脈(ここに下腸間膜静脈の合流)と上腸間膜静脈が合流して門脈となる。
e 腹側を走行する。上腸間膜動脈症候群(106I10)の病態を考えれば明らか。

正答率:82%

テーマ:上腹部の脈管の解剖

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