109D10

バルーン型胃瘻カテーテルを用いた経皮的胃瘻造設術後について正しいのはどれか。
1年に1回カテーテルを交換する。
カテーテルを強く引いて腹壁に固定する。
濃度30%の酢酸液をカテーテルに毎回注入する。
バルーンには生理食塩液を注入する。
留置中の不快感が経鼻胃管よりも少ない。

解答: e

109D10の解説

a 数ヶ月に1回程度の交換が必要である。
b やや遊びを持たせて固定する。
c カテーテルの汚染や閉塞の防止に酢酸注入が有効であるが、30%は濃すぎて消化管障害をきたしかねない。1%未満にする。
d バルーンには蒸留水を入れる。生理食塩水は食塩の析出が起こり、バルーン内の水が抜けなくなる可能性あり。
e 正しい。鼻から口腔、食道、胃とつながっているチューブをつけたまま生活するのに比べれば、断然不快感は少ない。

正答率:85%

テーマ:バルーン型胃瘻カテーテルを用いた経皮的胃瘻造設術後について

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