108E23

妊娠29週の胎児の頭部超音波像を別に示す。
最も考えられるのはどれか。
水頭症
胎児水腫
脊髄空洞症
正中頸嚢胞
頭蓋骨早期癒合症

解答: a

108E23の解説

頭部超音波像では側脳室の拡大を指摘可能。原因は不明であるが、水頭症といえる。
a 正しい。上記の通り。
b 胎児水腫では皮下浮腫をみる。カラードプラにて中大脳動脈の流速上昇もみられる。
c 脊髄空洞症でも水頭症を認めることがあるが、本画像のみからでは何ともいえない。
d 正中頸嚢胞は頸部正中に認める嚢胞であるが、本画像からは指摘不能。
e 頭蓋骨早期癒合症では頭蓋縫合が早期に癒合することで頭蓋変形をきたす。

正答率:85%

テーマ:胎児頭部超音波より判定する水頭症

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