108I38

耳下腺腫瘍摘出術を行う際、手術前に説明すべき合併症はどれか。3つ選べ
血腫
髄液漏
異常発汗
テタニー
顔面神経麻痺

解答: a,c,e

108I38の解説

a 正しい。一般的な手術全般で血腫は起こりうる。
b 耳下腺の手術では髄腔までいたらない。
c 正しい。Frey症候群と呼ばれる。この病態では食事の際に耳下部の皮膚に異常発汗が起こる。術後に唾液を分泌する神経が誤接続してしまうことが原因とされる。
d テタニーは低カルシウム血症と低マグネシウム血症にてみる。(副)甲状腺の手術後には可能性があるが、耳下腺手術とは関係ない。
e 正しい。耳下腺内には顔面神経が走行しているため、損傷する可能性はある。
※本問の改題として、109D20がある。

正答率:75%

テーマ:耳下腺腫瘍摘出術を行う際に術前に説明すべき合併症(Frey症候群)

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