禁煙治療が保険適用となる条件には以下の4つがある(すべて満たす必要あり)。 (1) ニコチン依存についてのスクリーニングテストで5点以上 (2) ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上 (3) 直ちに禁煙する意思がある (4) 禁煙治療を受けることを文書で同意している このうち、(1)はTobacco Dependence Screener〈TDS〉と呼ばれ、全10問(各1点で10点満点)からなる質問紙によるスクリーニングテストである。 a 上記(3)に該当する。 b TDSに「禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛)」という項目があり、これは身体依存を表している。 c 上記(2)に該当する。 d 誤り。完全禁煙(喫煙本数0本)という選択肢のみであり、「喫煙本数を減らす」という対応は行わない。 e 上記(1)に該当する。