108E67

胸部造影CT(A)と心電図(B)とを別に示す。
重症度判定に有用な検査はどれか。
心エコー検査
呼吸機能検査
特異的IgE検査
気管支肺胞洗浄
経気管支的肺生検

解答: a

108E67の解説

画像Aでは左右の肺動脈に血栓がみられる。画像Bでは肺性P波とV1, 2でのR波増高がみられる。緩徐な進行であり、慢性肺血栓塞栓症による右心負荷と肺高血圧症の診断となる。
a 正しい。心エコー検査にて右心負荷を精査する。具体的には、右室の拡大や肥大がみられる。
b 閉塞性疾患や拘束性疾患を考えた場合に行う。
c I型アレルギー疾患を考えた場合に行う。
d 気管や肺胞内に生じる疾患を考えた場合に行う。
e 肺の悪性腫瘍を考えた場合に行う。

正答率:88%

テーマ:【長文2/3】慢性血栓塞栓性肺高血圧の重症度判定に有用な検査

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