早期乳房発育(A)と思春期早発(B)の鑑別が重要となる局面である。(A)であれば経過観察でよく、(B)であれば治療介入が必要となる。 a 下垂体性の思春期早発症の診断に有用だが、まず行うべき検査ではない。 b 胚細胞腫瘍などでhCGが上昇するも、かなり特異度の高い検査であり、まず行うべきとはいえない。 c (A)(B)の鑑別に腹部超音波は無効である。 d 正しい。手エックス線撮影にて骨年齢が確認できる。(A)であれば骨年齢は正常、(B)であれば骨年齢は促進しているはずだ。 e 高プロラクチン血症では乳汁漏出をみるも、乳房腫大は特徴的ではない。