107I19

両側乳房の腫大が認められる7歳の女児に対して、診断のためまず行うべき検査はどれか。
頭部MRI
血中hCG測定
腹部超音波検査
手エックス線撮影
血中プロラクチン測定

解答: d

107I19の解説

早期乳房発育(A)と思春期早発(B)の鑑別が重要となる局面である。(A)であれば経過観察でよく、(B)であれば治療介入が必要となる。
a 下垂体性の思春期早発症の診断に有用だが、まず行うべき検査ではない。
b 胚細胞腫瘍などでhCGが上昇するも、かなり特異度の高い検査であり、まず行うべきとはいえない。
c (A)(B)の鑑別に腹部超音波は無効である。
d 正しい。手エックス線撮影にて骨年齢が確認できる。(A)であれば骨年齢は正常、(B)であれば骨年齢は促進しているはずだ。
e 高プロラクチン血症では乳汁漏出をみるも、乳房腫大は特徴的ではない。

正答率:71%

テーマ:乳房の腫大をみる7歳の女児に対して行う検査

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