107H17

静脈留置針による末梢静脈路の確保について正しいのはどれか。
穿刺する部位は前腕の橈側遠位部を第一選択とする。
針の先端をアルコール綿で消毒してから穿刺する。
血液の流出を確認後に内針とカテーテル(外筒)とを数mm進める。
内針を抜去してから駆血帯を外す。
カテーテルを抜去した後は穿刺部位をよく揉む。

解答: c

107H17の解説

a 肘正中皮静脈が第一選択となる。
b 針刺しの原因となるだけである。針の消毒は不要。
c 正しい。血液の流出を確認した時点では内筒しか挿入されていない。この状態ですぐに抜去してしまうと、外筒は血管外にあるため血管確保に失敗してしまう。ゆえに、血液流出を確認した後、もう少し針を進めるのがポイントとなる。
d 駆血帯を外してから内針を抜去する。
e 抜去後は穿刺部位を圧迫し、止血に努める。

正答率:82%

テーマ:静脈留置針による末梢静脈路の確保について

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