a 通常の関節リウマチ〈RA〉であれば血清補体価が上昇するが、悪性RA〈MRA〉では激しすぎる炎症により、補体が消耗性に低下する。 b 糸球体疾患では血清補体価が低下するものとして、溶連菌感染後急性糸球体腎炎〈PSAGN〉・膜性増殖性腎炎〈MPGN〉・ループス腎炎、の3つを知っておきたい。 c クリオグロブリンの出現により、全身臓器で炎症が起こる。aと同様、激しすぎる炎症による補体低下をみる。 d 全身性エリテマトーデス〈SLE〉も文字通り全身性疾患であり、a・cと同様、補体低下をみる。 e 誤り。リウマチ性多発筋痛症〈PMR〉は(そこまで激しすぎない)炎症により補体価の上昇をみる。